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2014年10月号

バブルにするか、しないかは これからの6年間で決まる

「ヘッドライン」社長一木広治

フリーペーパー『TOKYO HEADLINE』を発行するヘッドラインの社長で、2020年東京オリンピック・パラリンピック招致委員会事業・広報アドバイザーとして参画。07年公開の映画『バブルへGO!! タイムマシンはドラム式』では、時代監修を担当した一木広治さんに、80年代バブルと今の空気感の違いについて聞いた。

今の経済状況とバブル期とが比較されますが、僕は80年代のバブルと今の感じは違うと思っています。80年代バブルの頃、僕ら20代や30代の人は、悪くいえば浮かれていたし、よい言い方をすればもっと元気だったと思います。

「流れはよくなっている」と一木さん。

僕が学生のときはサークルの連合体をつくってディスコ15店舗を借り切ってイベントをやろうと企業に持ち込んだりしていました。企業側もこうした企画に乗ってきてくれた。

今のディスコブームみたいのがいいなと思うのは、バブル世代の40〜50代が、社会の中心にいてこの世代が元気になれば、まだまだ日本は先に伸びていくんじゃないないかなと思えるからです。今は安くていいものがあるといっても、付加価値にお金を払うような人たちがいないと、経済は盛り上がりません。

僕は東京五輪の招致委員会のメンバーとして活動していた立場ですが、五輪は単にスポーツ行事だけではなく、それに付随した文化行事があってそれらも日本で開かれる。たとえば「スポーツ・文化ダボス会議」というものが16年に開かれるなど、20年までには、こうした行事などによって、世界から人が集まります。いわば、日本は「2020年」という元気をもらったのです。

一方、この状況がバブルだという人もいます。しかし、バブルはいつ消えるかわからないものですが、今の状況を逆の発想でとらえれば、20年までは確実にいけるのだから、今は20年からどうするかを、安心して考えられる。これから6年の使い方次第で、今のいい状況をバブルで終わらせるか、20年の先につなぐことができるかが決まります。

何をするかは、規制緩和、産業力競争会議でやっていることを実現すればいいだけのこと。100%でなく、60%でもいい。20年までの間に今のチャンスを生かせば、日本は大きく変わると思います。

2014年10月号 目次

特集ーマツダの底力
トヨタの恐れる マツダのエンジン革命
スカイアクティブを生んだ マツダの「モノ造り革新」
持たないがゆえの工夫 マツダ技術陣が追求した効率性
企業価値が高騰 マツダ争奪戦が始まった
ヨーロッパで高評価を受ける理由
市民球団広島東洋カープと マツダ創業家一族の関係
第2特集−今再びのディスコブーム
バブル世代は消費の牽引役
ディスコブームの変遷とリアル80'sの素性
バブルにするか、しないかは これからの6年間で決まる
風営法改正
アベノミクスの バブル変容への条件
レポート
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参入続々でヒートアップ 格安スマホ市場争奪戦
インタビュー
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