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2015年07月号

サーチファーム・ジャパン社長 武元康明

人材難にあえぐ地方の中小上場企業

地方の人材不足を語る武元氏。

―― サーチファーム・ジャパンでは、上場企業向けに社外取締役選任の新サービスを始めたそうですね。依頼状況はいかがですか。

 市場として活発かと言えば、まだ活発ではないですね。企業側がまだ試行錯誤しているという印象を受けます。ニュートラルな立ち位置の人を受け入れ、それを乗り越えていこうとしている企業と、無難なところで着地させようという企業があるという印象です。

 

 

―― コーポレートガバナンス・コードでは社外取締役に期待される役割が大きくなっています。

 当然、会社経営に携わった方でなければ、なかなかこの業務を遂行できないのではないかと思っています。人材としては、都市部に集中している。地方の上場企業には人材が少ないので、都市部から呼ぶ形になるのではないでしょうか。それなりの製品やサービスを持っていても、地方であるがゆえに知名度がない企業もあります。都市部で企業経営をされた方は、社外取締役として地方の企業に出ていくことは嫌がりませんし、むしろ興味を持ってチャレンジしたいと考えています。これらをうまくマッチングするのが我々の仕事だと考えています。

―― 大企業経験者が中小の社外取締役に就くのは可能でしょうか。

 抱えている課題や着眼点、土壌が異なりますし、オーナーシップの強い企業に対してはコミュニケーションの仕方も異なります。向かない人は実際にいます。また大企業によっては、職務にどれだけの権限が委譲されるのか異なりますから、ケースバイケースですね。あえて企業カルチャーが異なる人材が求められることもあります。ただ、我々がお連れするということは、企業を活性化させることが目的ですから、そのために必要な人材を探す。これはトップ人事でも社外取締役でも変わりません。

2015年07月号 目次

特集ーJAPANESE ロボットの実力
JAPANESEロボットの実力
インタビュー 1  石黒浩・大阪大学教授
「ロボット革命」の主戦場に挑むパナソニック、大和ハウス……
産業用ロボットのトップ企業「安川電機」
インタビュー 2  津田純嗣・日本ロボット工業会会長、安川電機会長兼社長
現実路線のベンチャー「MUJIN」
日本の農業を変える「マゼランシステムズジャパン」
インタビュー 3  宮河恭夫 サンライズ社長
ホビーロボットの先頭を走る「ヴイストン」
再参入で手ごたえ、おもちゃの、「タカラトミー」
ネットで火が付いた「スケルトニクス」
実践の場「神奈川県・さがみロボット産業特区」
想定外の需要─ 富士ソフト「PALRO」
第二特集—役に立つ社外取締役 役に立たない社外取締役
社外取締役に注目 2人以上義務化の波紋
サーチファーム・ジャパン社長 武元康明
東レ常務 内田 章
レポート
現状は総合力で台湾ASUSがリード
インタビュー
阪急阪神ホールディングス社長 角 和夫
パソナスタッフィング部キャリアコンサルティンググループグループ長 大谷 悠
連載
佐藤輝英の新ネットビジネス紀行
【パッション リーダーズ×月刊BOSS】近藤太香巳の情熱経営塾
【BOSS×WisBizトップインタビュー】北山喜一 アクア・プラン社長に聞く