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2018年05月号

異業種交流会とWEBで ビジネスマンの マッチングをサポート

諏訪 功 アクセルメディア社長

すわ・いさお 1973年7月24日生まれ。東京都出身。1997年UCC上島珈琲株式会社入社。2001年前身となる有限会社フレンドリンク(現株式会社アクセルメディア)創業。異業種交流会を全国規模・日本最大級と呼ばれるまでに展開。2003年よりWEB制作、コンサルティング業務を開始。400件以上の多岐にわたるサイト構築に携わる。ミッションは「ネットとリアルで社会のアクセルを創る」 〇フレンドリンク異業種交流会 https://friendlink.jp/

── アクセルメディアではどのような事業をされているのでしょうか。

大きく2つありまして、1つはいわゆるWEBサイトの制作と開発、そしてもう1つが「フレンドリンク異業種交流会」を2001年から全国で展開しています。昨年1年間で1023回の交流会を開催しまして、ビジネスマン同士のマッチングのプラットフォームをやっている感じですね。もちろん異業種交流会ではリアルの出会いの場ですが、同時に「オープンリンク」というWEB上のマッチングの場という、コミュニケーションのプラットフォームを提供しています。

── 事業的には、WEB制作・開発がベースにある形でしょうか。

いえ、起業の経緯としては、後者の異業種交流会を先に始めています。当社は最初、有限会社フレンドリンクという名前でスタートしていまして、そちらの事業を志して立ち上げました。しかしながら、異業種交流会は、ビジネスとして高い収益の上がるモデルではないので、もう1本の柱が必要だと、WEBの仕事を始めました。社名もアクセルメディアに変えまして、対外的にはWEB開発の会社として事業を行っています。

── そもそもなぜ異業種交流会を始めようと思ったのでしょうか。プロフィールを見るとUCC上島珈琲に入社後に独立ということで、起業家としてはめずらしい経歴ですね。

独立されている方はいるのですが、喫茶店を始めたり、豆の販売をしたりと、前職にちなんだ仕事をしている方が多いですね。畑違いで、まったく違う仕事で起業する方は少ないですね。私自身は、就職する以前に、いつか起業しようという思いがあってUCCに入りました。本当は30歳になったら独立するつもりでしたが、前倒しで27歳で起業しました。自分で何かをやるということは決めていたんです。

起業以前から異業種交流会は始めていまして、最初は会があって、登録している人が集まるスタイルでした。でも入会するとなると、気軽ではないし、会のなかで会うメンバーも決まってきます。ちょうど2000年から01年はWEBも浸透してきたタイミングでしたので、インターネットを使って広く告知をし、縛りのない関係性で出会うことが、新しい出会いを作る場だと考えていました。そういうものが必要だと思って起業した形です。

ビジネスマンのための交流会

── 異業種交流会は、経営者の交流会でなく、一般のビジネスマンのための会だというところが面白いですね。

経営者の会は世の中にたくさんあります。でも、経営者になりたてだったり、これから独立したい人だったり、会社に勤めているんだけど将来のために視野を広げたい人のための会が、当時はまったくなかったんです。もうスタートして18年になりますが、基本的には集まった方が名刺交換をするのが目的です。セミナー形式だったり、趣味のゴルフ交流会だったり、女性限定でスイーツ交流会など、切り口を変えた会もありますが、基本は変わっていませんね。

── 会員登録をしないわけですから、都度、参加者を募るわけですか。

そうですね。WEBマーケティングがすべてのような感じです。常に新しい人にマーケティングして参加してもらう。リピーターの方もいますが、そこは流動的です。いまは参加者の6~7割が会社勤めの方で、3割が経営者やフリーランスです。最近では異業種交流会が認知されてきたのか、研修の一環で会社から送り込まれたり、営業活動として参加される方も多くなりました。参加者の統計を見ると、人口のボリュームゾーンに沿っている形で、団塊ジュニア世代がずっと一番多いですね。

交流会自体は、1年間で1000回以上開催しているところは、知る限りではないと思います。わかりやすく言えばフランチャイズ制のようになっています。フレンドリンクの名のもとに、運営担当者が40名くらいいまして、その方々がそれぞれ企画をして、様々な会を企画しています。もちろん開催承認はすべてこちらでやっていますが、1日に3ヵ所くらい同時並行で開かれることも多く、1回の参加者は平均で10~15名ほどです。小ぢんまりした会をあちこちでやっているイメージですね。延べ参加人数で言えば、18年間で約7万人になっています。

── 1回の参加者は多くないんですね。

結局、100名集まっても、1時間半ほどの会では、10人くらいと話をするのが限界なんですよね。これくらいの規模感が、一番話しやすくて、落ち着いていて、密度もほどよい感じです。いつの間にか、これくらいの規模に分散してきました。

それに10人と会ったからといって、その10人と繋がることはほぼあり得ないです。よくて1人です。確率論で言えばその程度ですが、本当に必要な人同士であれば、磁石のように繋がっていくものです。でも参加しなければ、その1人とも出会えませんから、どんどん参加して、出会いを見つけてほしいですね。

── 今後はどのように事業を展開していきますか。

フレンドリンクについては、まだこれからの人たちを応援したい、人の役に立つ仕組みをつくりたいと思っています。アクセルメディアについても、ウチが自社のポータルサイトで異業種交流会を広げてきたように、WEBメディアの知識や技術を提供して、これからの人たちを応援したいと思っています。自社メディアのニーズはまだまだありますから、自分たちのノウハウを放出しつつ、社会に役立つ形で広げていきたいですね。

2018年05月号 目次

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